近代ギリシア史 (文庫クセジュ) 価格: 897円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 1821年3月25日、ギリシャは独立へ向かって、突然、立ち上がった。 そんな印象の濃い、他の本とは違い、土地に根ざした話として、語られた歴史、といった本。 薄い割には内容が濃く、読み応えがある。 historyの語源になった、istoriaの項目を辞書で引けば、物語、歴史、語り、などの言葉が出てくる。 歴史とは、まさしく、語られるものであり、経験でもある。 ギリシャ人が、どのような歴史認識を持っているか、数少ない、その国に住む人が語った、貴重な本である。 他ではない、文化と歴史的背景に関しても書いてあり、カザンザキスや、カヴァフィスにも言及している。 |
キリストはふたたび十字架に〈上〉 価格: 2,625円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 登場人物の一人ひとりの性格がはっきりと描かれている。 一人ひとりが自らの正しさを主張し、ミクロアシアの小さな村のために行動する。そして、その小さな悲劇が一つずつ積み上げられ、大きなうねりとなってカタストロフィーへと向かっていく。 そんなパトス(受苦)が生む構図はどこか古典のギリシャ悲劇と通じるものがあるのではないだろうか。 上下2冊組だが、一気に読まされる。 |
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永遠と一日 価格: 2,854円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 フェリーニ=ニーノ・ロータとはずいぶん趣が異なるが、テオ・アンゲロプロスの映画にはエレニ・カラインドルーの音楽が不可欠である。いまやそれは映画の重要な一部になっているといっても過言ではない。 アンゲロプロス映画の音楽をカラインドルーが担当したのは「蜂の旅人」からだと思う。1982年にある映画祭でカラインドルーの音楽に接した監督は、その場に出席していた作曲家に即座に仕事を依頼したという。その後「シテール島の船出」「霧の中の風景」を経て、「こうのとりたちずさんで」「ユリシーズの瞳」と次第に両者のコラボレーションの密度は深まり、「映像と音楽の稀有の一体化」を実現してきた。 そして、その頂点 |
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ニコス スカルプチャー オーシャンライト EDT SP 50ml 価格: 2,100円 レビュー評価: レビュー数: スカルプチャー オーシャンライトは、 そよ風のようにフレッシュなフレグランス。 波間を越え、波と戯れるような思いにさせてくれます。 そよ風が運ぶ香りは、 はじけるようなシトラスとセンシュアルなウッディの融合。 波間へと身をゆだねながら、海の光「オーシャン ライト」を感じてください。 ■香調……フレッシュウッディ トップノート:ベルガモット、レモン、マンダリン、グリーンティ、サイプレス ミドルノート:セージ、カルダモン、ナツメグ ラストノート:シダーウッド、ジョージーウッド、ベランバー |
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